キッチンで手を拭く時、みなさんは何をお使いですか?
私は料理中はキッチンペーパーも使用しますが、布類、それも手ぬぐいを使用しています。
子供がまだ小さな時はタオルを使用しておりました。
よくキッチンに泣きながら現れた際に、ちょっと顔を拭いてやるのにふかふかのきれいなタオルであれば気持ちよく安心して泣き止んでくれるかという願いがあったからです。
すると娘は泣く時になると、キッチンのタオルを持ち出しそれで泣いたものでした。
それがだいぶ大きくなって高校生くらいまで続くと、もはや習慣となってしまって涙も鼻水もスケールの大きいものになり、さすがにやめてもらいました。
…と、そのようなきっかけもあり、手拭きは常に乾いているほうが清潔であろうと思い、手拭いに変えました。
使用してみますと、大判ということもあり思いきり手全体を拭くことができます。
夫が台所を使用する事もありますので、2人で使うとじめッとしたままのタオルよりも乾きやすいです。
そして洗濯の際も早く乾きます。引越しにより洗濯物の乾く環境が違ってしまったので、なるべく早くすっきりと乾くことはありがたいものです。
手拭いは昔から家にありましたが、井戸水の吐水口にフィルターとしてかかっているイメージだったり、外での農作業をする方や、踊りの稽古のために使用する事くらいしか思い付かず、自分で使おうという発想がありませんでした。
しかし、もう20年くらい前になりますが、代官山にある手拭いのお店がファッション雑誌で紹介されていて、お店の外観がとても素敵で夫と行ってみたことが手拭い好きになる始まりでした。
ひっそりとしたところでしたが、店内にはお客さんが思いのほか多くて驚いた記憶があります。
そして店内を見渡すと、いろいろな手拭いがあって、色もデザインも豊富ですぐに欲しくなりました。
あまりにかわいいデザインなので、当時はこのまま使うなんて勿体無いなと思い額に入れて、絵のように飾ったりしていました。しかし、使ってみて良さを感じてみたいと思い、使用してみることに…。
すると、始めは荒い手触りが使い込んでいくと次第に柔らかくなってきて、時間の経過と共に変わる風合いを楽しむことができました。
それからは雑誌に取り上げられているのを目にした時など、違うお店のものも購入したりしています。
食器や雑貨にふわりとかけてほこりよけにしたり、切って縫い合わせてエコバッグにしたり、(とても丈夫なので)はたまた服にもしたり、なかなか多用途に使用できてとても身近なものになり、毎日の楽しみの一つになりました。
夫はといいますと、自分の家飲みカクテルセットを拭くのに使用しているようです。

手拭いには四季折々の素敵なデザインや色がたくさんあります。丈夫なので長く使用できますし、和にも洋にも合うと思います。
お店に実際に行ってみてもいいし、ネットショップでも扱われていますので、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。どんな風に使おうか…と想像が広がると思います。
使い途が思い付かなかったら飾るだけでも楽しいですよ。
コメント