appearance は「現れる」「出現する」を意味する動詞 appear の名詞形です。肉眼で確認可能な彗星ネオワイズ(NEOWISE)の話題で使われてます。
The newly discovered “NEOWISE” comet is making a rare appearance in skies around the world. NASA says the the comet can be viewed just after sunset until mid-August, and won’t be back in the inner solar system for almost another 7,000 years. pic.twitter.com/6PXMKDgqYD
— CBS News (@CBSNews) July 14, 2020
The newly discovered “NEOWISE” comet is making a rare appearance in skies around the world.
NASA says the the comet can be viewed just after sunset until mid-August, and won’t be back in the inner solar system for almost another 7,000 years.新たに発見された彗星「ネオワイズ」が珍しくも世界中の空に出現しています。
CBS News
NASAによると、8月中旬まで日没直後に見られ、7000年近くは太陽系に戻ってこないだろうということです。
“make an appearance”は「姿を表す」という意味です。ある場所に出ずっぱりというよりかは、突然短い時間だけ現れるイメージです。
今回の彗星などにはまさにぴったりな表現ですね。
ツイートでは「まれな、滅多にない」という意味の形容詞 “rare” を追加して、さらにその珍しさを強調しています。
She didn’t make an appearance.
彼女は顔を出さなかった。
The singer made a guest appearance at the concert.
その歌手はコンサートにゲスト出演した。
“appearance” の動詞形は “appear” で、これだけでも「現れる」の意味になりますが、こちらは前置詞 to を使って「~に見える、~らしい」と使う場合もあります。
There appears to be some mistake.
いくつか間違いがあるようです。
It appears to me (that) we need to go there.
私達はそこへいった方が良いように思います。
She appears (to be) wise.
彼女は賢そうに見えます。
同じ「~に見える」では “seem” が有名ですが、その違いとしては、
- appear : 実際に目に見えてそう思える場合
- seem : 頭の中で考えてそう思える場合
と分けて考えると良いでしょう。
それから、ツイートで出てきた “solar system” は「太陽系」です。カタカナで「ソーラーシステム」と書くと、何となく流行りの太陽光発電のようですが、今のところは太陽系が一般的な解釈です。
The scientist believes there is the 10th planet in the solar system.
その科学者は、太陽系に10番目の惑星があると信じています。
夕暮れの風景に浮かび上がる彗星は幻想的で、世界各地で同じ時期に同じ存在を確認できることに、大げさですが何か奇跡のようなものを感じてしまいます。
たまには夜空を見上げてみるものいいですね。
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