「知りすぎていた男」/巻き込まれ型サスペンスの傑作

知りすぎていた男 名画座

あらすじ

フランスへの出張帰りに仏領モロッコへ観光に出向いた医者のベン・マッケンナとその妻ジョー、息子のハンクは、途中バスの中であるフランス人ベルナールの世話になる。
お礼に彼をホテルの部屋に招待するが、ある男が部屋を間違えたと言って入り口から去ったところでベルナールも急いで立ち去ってしまった。

翌日、アラビア料理店で知り合ったイギリス人夫妻と一緒に市場を見学していたところでベンはベルナールに再開する。瀕死のベルナールからある重大メッセージを受け取ったベンは、予想外のトラブルに巻き込まれていく。

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勝手に評価

キャスト 4.0
映像 3.5
音楽 4.5
演出 4.0
総合 4.0

冒頭のバスのシーンから最後のコンサートホールに至るまで怪しげな人間が次々に登場し、誰が敵で誰が味方なのか中々わかりません。

映像的にショッキングなシーンはありませんが、登場人物の心理描写が巧みで最後までハラハラしてしまいます。

人物的には、真面目だが直情型で融通が利かないベンに対し、ジョーの勘が冴え渡ります。そんなベンも相手の大使館に潜入するアイデアを思いつくことで、事件解決に貢献しています。

そして、ヒッチコック監督が得意なのが小道具による効果的な演出ですよね。

人を出さずにドアノブや拳銃を大写しにするカットが典型的ですが、こういったシーンは日本のマンガによく見られます。勝手な想像ですが、昔の漫画家もヒッチコックを相当研究していたのではないでしょうか?

一方、アラビア料理店の会話や剥製屋でのドタバタ、ロンドンでのファン一行の行動など、一見無関係に見えるようなエピソードがまたストーリーにメリハリを与えてますね。

また、本作品では音楽が重要な役割を果たしています。

物語冒頭のオーケストラのシーンが妙に長いなと思ったのですが、それにも意味があったことがわかります。

そして、ジョー演じるドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」ですね。

「知りすぎていた男」を知らない人でも「ケ・セラ・セラ」を知らない人はいないでしょう。

ケ・セラ・セラ

それくらい有名な「ケ・セラ・セラ」ですが、当然作品中でも重要な役割を担っています。

最後に関係ないですが、「知りすぎていた男」といい「サイコ」といい、ヒッチコック監督は剥製が好きですね。確かにどこか冷たい雰囲気の剥製はヒッチコック監督の作風にマッチしていますが。。

作品情報

原題 The Man Who Knew Too Much
公開 1956年 アメリカ
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジェームズ・ステュアート (ベン・マッケンナ)
ドリス・デイ (ジョー・マッケンナ)
クリストファー・オルセン (ハンク・マッケンナ)
バーナード・マイルズ (エドワード・ドレイトン)
ブレンダ・デ・バンジー (ルーシー・ドレイトン)
ダニエル・ジェラン (ルイ・ベルナール)
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この記事を書いた人
チップマンク

50代会社員。転職5回。
帰国子女でもなく留学経験もないですが、外資系や国内海外部門での経験を生かして英語に関するネタを中心に提供していきます。

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