「インセプション」英語セリフと名言集

インセプション 名画座

他人の潜在意識に潜り込むスペシャリストの暗闘を描いた「インセプション」から、気の利いたセリフ、深く考えさせるセリフ、実用的ですぐ使えそうなセリフなどを紹介します。

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タイトルについて

インセプションの原題はそのまま “INCEPTION” です。

inception とは「発端」「はじめに」と言った意味です。

映画では、他人の夢に潜入する特殊技術をもつ主人公コブが、謎の富豪サイトーの依頼で、ある人物の潜在意識にアイデアを注入しようとします。

その人物が狙い通りに行動する「発端」になるという意味を込めてこのタイトルになっているんですね。

コブの名言

インセプション コブ
© 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

the most resilient parasite (最も強い寄生物)

Cobb: What’s the most resilient parasite?
A bacteria? A virus?
An idea.
最も強い寄生物は?
バクテリア? ウィルス?
それはアイデアです。

Cobb: Once an idea’s taken hold of the brain, it’s almost impossible to eradicate.
An idea that is fully formed, fully understood, that sticks.
一度脳内に形成されたら根絶することは不可能。
十分に形成され、理解されたアイデアは突き刺さって離れません。

潜在意識下にあるアイデアの重要性を語るコブ。

「アイデア」という言葉は日本語でもおなじみですが、元の “idea” という単語はちょっとイメージが違います。

日本だと「着想」「思いつき」といった意味が一般的ですが、もともとは「考え」「理解」「認識」ともう少し幅広い用途に使われるんですね。

重要なので覚えておきましょう。

brain’s true potential (脳の潜在能力)

Cobb: They say we only use a fraction of our brain’s true potential.
Now, that’s when we’re awake.
When we’re asleep, our mind can do almost anything.

我々は脳の一部しか使っていないと言われている。
いま、この覚醒中の話だ。
睡眠中なら何でもできる。

ここでいう “They say” は「彼らは言う」ではありません。

特定の人々ではなく、他者の意見や一般的な現象を引用する際によく使われる表現です。

“they” は代名詞なので、通常の会話や文章ならその対象 (人の名前など) が先に出てくるはずですよね。

それがなくていきなり “they say ~” 始まるときがこのパターンになります。

“they” を “some people” に置き換えるとわかりやすいですね。

例文

They say it’s going to snow.
雪が降るらしいよ。

beginning of the dream (夢の始まり)

Cobb: Well, dreams, they feel real while we’re in them, right?
It’s only when we wake up we realize something was actually strange.
You never really remember the beginning of a dream, do you?
You always wind up right in the middle of what’s going on.

夢を見ている間はそこが現実だ。
目覚めて初めて変だと思う。
ここからが夢だってわかってる夢はない。
知らぬ間に夢の中にいる。

「設計士」としてスカウトしたアリアドネに夢の構造を説明するコブ。

文末に “,right?” とありますが、これは「~だよね」と念を押すときのとても便利な表現です。

コブがアリアドネに簡単なところから丁寧に教えている様子がよくわかります。

その下の “,do you” も意味は同じですが、こちらは正式には付加疑問文といって、主文が否定形なら肯定形で、逆に主文が否定形なら肯定形で聞くのがお約束です。


projection of your subconscious (潜在意識の投影)

Fischer: You’re not real?
君も夢か?

Cobb: I’m a projection of your subconscious.
I was sent here to protect you in the event that extractors tried to pull you into a dream.
And I believe that’s what’s going on right now, Mr.Fischer.

私はあなたの潜在意識の投影です。
「抜き取り屋」からあなたを守るためにここにいる。
今、情報が抜かれようとしているんです、フィッシャーさん。

subconscious は

“sub (~の下) ” + “conscious (意識)”

で「意識下」、すなわち「潜在意識」となります。

映画「インセプション」は自分達の意図を悟られないよう相手の行動を操作するのがテーマなので、subconscious というのは彼らにとっては主戦場となります。

次のセリフに出てくる “in the event that” は「~の場合に」という意味です。

直訳するとこんな感じですね。

I was sent here to protect you in the event that extractors tried to pull you into a dream.
抜き取り屋が夢に引き込もうとする場合にあなたを守るため、私はここに送られてきた。

この “in the event that” は少しフォーマルな言い方です。

今回のようにもったいぶって説明する時には効果的ですが、普通の会話では単純に “if” で言い換え可能ですね。

例文

I won’t go to the party if it rains.
雨が降るならパーティに行かない。


wish (願望)

Mal: I’m the only thing you do believe in anymore.
あなたが信じてるのは私だけ

Cobb: No. I wish.
I wish more than anything, but…
違うんだ。

信じていたかったが、、

“wish” というのは、実現しないような自分の希望や願望を述べるときに使います。

コブはモルを信じたかったのですが、それはかなわないということです。

コブのセリフで最後に “but” があるのが典型的な使い方で、

「○○したかった、だけどダメだった。。」

と言いたいわけです。

wish について詳しくは以下をどうぞ。

モルの名言

インセプション モル
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train (列車)

Mal: You’re waiting for a train.
A train that will take you far away.
You know where you hope this train will take you, but you don’t know for sure.
But it doesn’t matter.

列車を待ってる。
遠くへ向かう列車を。
望む場所へ行けるけど、どこかは分からない。
でも構わない。

モルとコブの記憶をたどるうえで、train (列車) は重要なキーワードになってます。

詳細はぜひ本編で確認を!

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what’s real (現実とは何か)

Mal: What if you’re wrong? What if I’m what’s real?
You keep telling yourself what you know.
But what do you believe?
What do you feel?

私のほうが正しく、現実だとしたら?
あなたは思い込んでるのよ。
あなたは何を信じ、何を感じてるの?

潜在意識下で終わりのない問答を繰り返すコブとモル。

“What if” というのは「もし~だとしたら?」と言う意味の便利表現です。

“What (are you going to do) if ~” の省略形と考えればわかりやすいでしょう。

例文

What if it rains?
You should bring an umbrella.
雨が降ったらどうするの?
傘を持っていきなさい。


アーサーの名言

インセプション アーサー
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a merry chase (陽気な追跡)

Arthur: I’ll lead them on a merry chase.

遊んでやるさ

コブが信頼をよせる相棒、アーサー。

標的とともにさらに下層の夢に移動するコブたちを援護するときのセリフです。

“lead someone on a merry chase” というのは、相手を手こずらせたりあちこちに引き回す、という意味です。

“merry” と明るい単語をあえて使うことで、アーサー自身がその状況を楽しんでいるようなニュアンスがでていますね。

アリアドネの名言

インセプション アリアドネ
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a prison of memories (記憶の監獄)

Ariadne: Do you think you can just build a prison of memories to lock her in?
Do you really think that that’s gonna contain her?

奥さんを記憶の牢獄に監禁できるとでも?
閉じ込めておくつもり?

guilt (罪悪感)

Your guilt defines her. It’s what powers her.
But you are not responsible for idea that destroyed her.

あなたの罪悪感がモルを生み出した。
でも悲劇はあなたのせいじゃない

アリアドネはコブの心の闇とその秘密に気づき、何とか彼を助けようとします。

彼女の名前はギリシャ神話の「アリアドネの糸」で有名な王女から来てますね。

神話上のアリアドネは糸玉を使ってアテーナイの王テーセウスが迷宮から脱出するのを助けます。

「インセプション」のアリアドネは、自分が設計した夢の中の病院をまさに labyrinth (ラビリンス/迷宮) と呼んでいます。

クリストファー・ノーラン監督は古代のエピソードを作品にそれとなく盛り込むのが好きなんですよね。

イームスの名言

インセプション イームス
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tail (尾行者)

Eames: This is your idea of losing a tail, huh?
捕まったのか?

Cobb: Different tail.
別口だ

スカウトにきたコブと「偽造師」イームスの会話から。

“lose a tail” は「追跡から逃れる」と言う意味です。

実はこの前に、先を急ぐコブに対して

“Once you’ve lost your tail. (まず尾行をまいてからだ)”

と警告しています。

敵の追跡を何とかかわしたコブでしたが、代わりに謎の依頼人サイトーに借りを作ってしまいます。

その後再会したイームス、サイトーと一緒にいるコブを見て

「それが尾行をまいたってことか」とからかってます。

それに対するコブの返答が “Different tail.” つまり「奴らはまいた。こっちは別の尾行だ」と言っているわけです。

イームスの「やれやれ」といった表情が印象的ですね。

サイトーの名言

インセプション サイトー
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plant (植え付け)

Saito: If you can steal an idea from someone’s mind, why can’t you plant one there instead?

アイデアを盗めるなら、代わりに「植え付け」も可能では?

コブに対し、あることを条件に取引をせまるサイトー。

“why can’t you ~”, “why don’t you ~” に代表される Why + not の表現は、映画やドラマでも頻繁にでてきます。

直訳すると「なぜ~できないのですか」となりますが、実は肯定的に解釈した方が自然です。

今回のセリフだと、

「なぜ植え付けができないんですか?」

ではなく、

「植え付けしたらどうですか?」

と言った感じですね。

まとめ

インセプション
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複雑なストーリー展開で有名(?)な映画「インセプション」。

セリフの聞き取りやすさは、キャストによって大きく異なります。

コブとモル、そしてアリアドネは比較的簡単ですが、アーサーとイームスは早口で難しいですね。

そして渡辺謙が演じているサイトー。さすがにわかりやすいです(笑)。

どこで練習したのか知りませんが、ここまで話せれば日本人としては上出来でしょう。

ひとりひとりの話し方のクセに気を付けながら鑑賞すると、また違った面白さがありますよ!

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この記事を書いた人
チップマンク

50代会社員。転職5回。
帰国子女でもなく留学経験もないですが、外資系や国内海外部門での経験を生かして英語に関するネタを中心に提供していきます。

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