50代のゲーム初心者もハマったPS4「デトロイト ビカム ヒューマン」

雑貨・暮らし

コロナによる外出自粛で時間ができたため、数年前に子供用に買ったままホコリを被っていたプレイステーション4を引っ張り出してきました。
ソフトは「デトロイト ビカム ヒューマン」を選んだのですがこれが大当たりで、ゲームに疎い同世代の皆さんにもおすすめなので紹介したいと思います。

Detroit: Become Human (デトロイト ビカム ヒューマン)とは?

 デトロイト ビカム ヒューマン

2018年5月に発売されたPS4ゲームソフトです。
開発したのはフランスのクアンティック・ドリーム社で、日本ではソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売されました。2019年12月にはPC版も発売されています。プレイヤーの選択によって物語の行方が決まっていくオープンシナリオ・アドベンチャーというジャンルに分類されます。

精巧なグラフィックと練りに練られたシナリオ、効果的な音楽などはまるで映画のようで、その圧倒的な情報量とメッセージ性の強い世界観が話題を呼び、2017年日本ゲーム大賞のフューチャー部門を受賞しました。

あらすじ

2038年のアメリカ・デトロイト。
日常生活をサポートするアンドロイドは豊かな社会を維持するうえで不可欠な存在となっている。
その一方で、失業率の増加によるアンドロイドへの風当たりも強まり、ドラッグの蔓延など社会不安も高まっていた。 
そんな中、アンドロイドが人間を殺害し人質をとって立てこもるという事件が発生する。
このように人間の命令を無視して自発的な行動をするアンドロイドは「変異体」と呼ばれ、それがさらに反アンドロイド感情を助長していた。
アンドロイドの中には人間と同等の権利を求めるものも現れ、それを阻止しようとする人間との間で一触即発の事態を迎える。
アンドロイドは「機械」なのか、「生命」なのか、プレイヤーは究極の選択を迫られる。

 デトロイト ビカム ヒューマン カーラ

ゲームの特徴

まず驚くのはその映像の美しさです。リアルな背景や繊細に変化するアンドロイドの表情を見ていると、まるで映画の世界に自分が入っていった様な錯覚を覚えるほどです。ゲームの表現力も自分の知らない間にここまで来たんだなと感慨深いものがありました。

 デトロイト ビカム ヒューマン

物語は、カーラ、コナー、マーカスの3人(3体?)のアンドロイドを中心に展開していきます。
舞台の幕に相当するチャプター毎に主人公が切り替わっていくんですが、途中で様々な選択肢があり、それによってストーリーがどんどん変わっていきます。

すごいところは主人公が死んでしまっても物語は続いていくことです。(コナーだけはメモリをアップロードされた形で復活する)
どのような結末になるかは、プレイヤーひとりひとりの選択にかかっているんです。

私もだんだん感情移入してしまって、辛い選択をしなければならない時は落ち込んでしまいました(笑)。

 デトロイト ビカム ヒューマン

複雑なストーリーを飽きさせないための仕掛けも用意されています。ゲームの進行状況をフローチャートで表示してくれるところもその一つです。

 デトロイト ビカム ヒューマン チャート

それを見ると自分がどんな選択をして、この先どんな世界が待ち受けているのかが一目でわかります。さらに、何パーセントくらいの人が自分と同じ選択をしているかを表示してくれるところが面白いですね。

主な登場人物

カーラ

 デトロイト ビカム ヒューマン カーラ

麻薬常習者トッドの家で働く家庭用アンドロイド。
失業の原因がアンドロイドと考えるトッドはカーラに対しても敵対的な反応を示すが、身の回りの世話もしてもらっており、その思いは複雑だ。
最初は黙って耐えていたカーラも、トッドの一人娘アリスに対する暴力と虐待がエスカレートしたところで変異し、アリスを連れて逃亡する。
行くあてもなく彷徨う二人に未来はあるのか。

マーカス

 デトロイト ビカム ヒューマン マーカス

画家のカールに仕えるアンドロイドで、主人とは深い絆で結ばれていたが、カールの息子レオとのトラブルから変異した直後に解体される。
廃棄場から復活後は秘密のアジトであるジェリコに潜伏し、変異体のリーダーとしてアンドロイド解放運動の先頭に立つ。

コナー

 デトロイト ビカム ヒューマン コナー

変異体の正体を追跡するためデトロイト市警に送り込まれた捜査型アンドロイド。優れた分析能力を持つ。
アンドロイド嫌いのハンク警部補と組んで事件を追いかけるが、自らの任務と助けを求めるアンドロイドとの間で難しい判断を迫られる。

こんな人におすすめ

普段あまりゲームをしない人

このゲームには難しい操作がほとんどありません。
画面を見ながらストーリーを追いかけていくタイプのゲームで操作結果はオートセーブされるので、気が向いた時に気軽に再開できます。

ファンタジーよりリアリティを追求したい人

いわゆる「勇者が戦う」的なストーリー、またはアニメキャラが活躍するようなタイトルが苦手な人は、ぜひ本作品にトライしてください。
ゲームというよりは映画を見ている感覚に近いです。

まとまった時間が取れない人

ちょうど切りの良い間隔でチャプターが分かれているので、仕事が忙しくて時間が取れない人にもおすすめです。

考察 (本作品が暗示するもの)

都合の良いときだけ利用しては理不尽な仕打ちを繰り返す。
そんな人間に対して反感まではいかなくても矛盾を感じるアンドロイドが出現する可能性は現実にもあるのではないでしょうか。

高度にAIを発達させたアンドロイドに対し、非論理的かつ感情的なのが人間の本質だからです。

マイノリティが立ち上がることで社会に変革を起こしてきたのがまさに人類の歴史であって、それが今度はアンドロイドという新たな「種」によって引き起こされようという時、果たしてその準備が我々にできているのかが問われているような気がします。

 デトロイト ビカム ヒューマン

「人間にプログラムされた存在のアンドロイドが感情を持ったり反乱をおこすというのは現実離れしていてありえない」

と考える人もいるでしょう。
確かにプログラムされた以上のことは出来ないかもしれません。

でも、もし密かに想定外のプログラムが仕込まれていたとしたらどうでしょう?
あるいはアンドロイド自身がプログラムできる能力を持ったとしたら?
さらにはマーカスとカールの関係のように、アンドロイドに同情的な人間が「知識」を授け「教育」したとしたら?

作品中、アンドロイド生みの親であるカムスキーが意味深なセリフをつぶやくシーンがあります。詳細はプレイしてのお楽しみですが、まるっきりフィクションの世界に見えなくなってくるほど、本作品の完成度が高いということは間違いありません。

残念だった点

良い点ばかりでは公正ではないので、1点だけリクエストを。

スキップ機能が欲しい

分岐の多さから言って、本作品を一回で完全攻略出来る人はおそらくいないと思います。
制作側も何度か繰り返してプレイされるところを想定しているようです。
実際私も2周してもまだもやもやしたところがあるので、我慢できずにまた始めると思いますが。。
その際、必ず通る箇所がスキップできれば時間の節約になると思いました。

マーカスが廃棄場から復活してジェリコに向かうシーンはヤマ場のひとつなのですが、何度もやるのはちょっと面倒なんで(笑)。

まとめ

シナリオといい、映像や音楽といい、これまでのゲームに対する先入観を見事に覆されました。
普段あまりゲームとはあまり縁がない人にこそ、この世界観を体験してもらいたいです。
興味を持った人はぜひトライしてください。

この記事を書いた人
チップマンク

50代会社員。転職5回。
帰国子女でもなく留学経験もないですが、外資系や国内海外部門での経験を生かして英語に関するネタを中心に提供していきます。

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