「ボヘミアン・ラプソディ」英語セリフと名言集

名画座

2018年に公開され、日本でも大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」。

20世紀FOXのイントロがブライアンのギターソロで始まるニクイ演出で冒頭から気分が盛り上がりますね。

その中から、主人公フレディ・マーキュリーと登場人物が交わす心に残る名言、気のきいた一言の数々を原文の解説つきで紹介します。

フレディ・マーキュリー

父: Good thoughts, good words, good deeds.
That’s what you should aspire to.

「善き思い、善き言葉、善き行い」を心掛けろ

フレディ: Yes. And how’s that worked out for you?
うん、でもそれを守っていいことあった?

道徳的な教えの実践を求める父と自由で奔放なフレディはお互いを理解できません。

“aspire” というのは、「熱望する」という意味です。つまり父からすれば「夜遊びなんかよりも熱中すべきものがあるだろう」ということです。

これに対してフレディは「それがどれだけ work out したの?」と皮肉っぽく答えてます。

日本語で「ワーク」というと「働く」というイメージが強いですが、もともと「上手くいく」「良い結果になる」という意味があるんです。日常的な表現なので覚えておきましょう。

例文

I hope everything works out for you.
全てがうまくいくよう願ってます。

We’re not a family!
俺たちは家族なんかじゃない!

You’ve got families, children, wives.
君らは家族がいる、子供や妻が。

What have I got?
でも俺は?

次第にメンバーとの距離が離れてしまったフレディ。

口ではみな「ファミリー」と言っても、結局自分だけ仲間はずれなのではないかとの思いが逆にフレディを追い込んでしまうところがやりきれないですね。

Seconds that could be used making music… which is all I want to do with the time I have left.
残された時間で音楽を作る、それが俺の望みだ

I don’t have time to be their victim… their AIDS poster boy, their cautionary tale.
エイズに侵された悲劇の主人公でいるつもりはない

No, I decide who I am.
俺が何者かは俺が決める

単にエイズの犠牲者として同情の対象になることを拒否したフレディの決意が表れてます。ちなみに “cautionary tale” というのは「教訓」という意味です。

この後、父親との再会を果たすのですが、ここはぜひ本編で確認してください。

「ボヘミアン・ラプソディ」をU-NEXTの無料プロモーションで観る

メアリー

ボヘミアン・ラプソディ メアリー
(C)2018 Twentieth Century Fox

I don’t think it should really matter, do you?
それってそんなに大事なこと?

I love your style.
私はあなたのスタイルが好き。

I think we should all take more risks.
もっと冒険しなきゃ。

勤め先のブティックで、女性ものを試着しようとして恥ずかしがったフレディに語りかけるメアリー。

移民で異教徒という境遇から疎外感を感じていたフレディ。そんな彼に自信と勇気を与えてくれたメアリーの存在は、最後まで彼を支え続けます。

フレディ: How could you?
何てことを

メアリー: How could I?
This has nothing to do with you.
何てこと?
あなたには関係ないでしょ。

フレディの “How could you?” は “How could you do that?” が省略されたもので、

「何てことをしてくれたんだ」
「よくそんなことが言えるね」

など、相手を非難する表現です。

別居して連絡もよこさないフレディが悪いんですが、彼女が妊娠したと聞いて思わず言ってしまったわけです。後悔しても後の祭りですね。

Freddie, you don’t need to be.
フレディ、怖がる必要なんかない。

Because no matter what, you are loved.
何があっても愛されてるんだから。

By me, by Brian, Deacy, Roger… your family.
私やブライアン、ディーキー、ロジャー、皆あなたの家族よ。

It’s enough.
それで十分でしょ。

それでもメアリーはフレディを見捨てませんでした。

“no matter what” というのは「何があっても〇〇だ」というときの定番表現です。

ブライアン

(C)2018 Twentieth Century Fox

We’re a family.
You need us, Freddie. More than you know.

僕らは家族なんだ。
君には僕らが必要だ。君が思ってる以上に

ギタリストのブライアンには、破滅的な行動を繰り返すフレディの行く末が見えていました。

フレディもこの時点で気づいてくれればよかったのですが、取り合おうとしません。
結局その代償は高くつくことになります。

ロジャー

(C)2018 Twentieth Century Fox

ロジャー: You just killed Queen.
クイーンを殺したな

フレディ: Oh, give it a kiss one day. She might wake up.
キスすれば目覚めるかも

ドラマーのロジャーを決定的に怒らせた場面です。「白雪姫」のエピソードにかけたジョークですね。

ジム (マイアミ)・ ビーチ

ボヘミアン・ラプソディ マイアミ
(C)2018 Twentieth Century Fox

フレディ: From now on, I dub thee “Miami Beach.”
今後、汝をマイアミ・ビーチと呼ぶ

ジム: The sun always sets behind you, doesn’t it?
On Miami Beach.
いつも陽はあなたの背後に沈みます、なんてね。
マイアミビーチに

顧問弁護士のジム・ビーチは、脇役なんですが好きなキャラクターです。

“I dub thee” というのは古い英語で、国王などが家臣に名前を授けるときの表現です。

フレディは、「クイーン」がジム・ビーチに新たに名前を授ける、といったパロディをやったんですね。

それに対するビーチの返答が秀逸で、かつてイギリスが世界中に植民地を持って繁栄を謳歌したときの有名な句

The sun never sets on the British Empire.
大英帝国に日は沈まない

をもじっているんです。

劇中ではこれがさらにスベってますね。。

フレディはともかく、インテリのブライアンやロジャーなら意味も理解しているはずですが。

これはジム・ビーチの自虐ギャグであると同時に、マイアミ(=アメリカ) に日が沈むともとれるので、アメリカ人の感情に配慮してウケないことにしたんでしょうかね?

ジム: Queen should be part of it.
絶対クイーンもでるべきだ

ポール: He’s just been really focused. But I’ll be sure to pass it on.
彼は忙しい。話は伝える

ジム: Sure you will.
怪しいな

こちらはフレディにライブエイドの出演交渉をしようとしてもポールが取り次いでくれないシーンです。

“Sure you will.” というのは、直訳すれば「もちろんそうするんだろうね」って感じですが、実は「どうせしないだろうけど」と皮肉の意味が込められているところがミソです。

ジム・ハットン

(C)2018 Twentieth Century Fox

Come and find me when you decide you like yourself.
本当の君をみつけたら会おう

使用人のジムに孤独な心情を吐露するフレディに対し、ジムは甘やかすのではなく自力更生を求めます。

メアリーといいジムといい、ぎりぎりのところで友人に救われるフレディはやはり幸せだったと思います。

ポール

ボヘミアン・ラプソディ ポール
(C)2018 Twentieth Century Fox

I think my father would rather see me dead… than let me be who I am.
うちの親父は本当の俺を認めるくらいなら、俺の死を望むだろう

何かと評判の悪いポールですが、彼もまたイギリス社会におけるマイノリティとして、そして家族にも受け入れられないことで人知れず悩んでいました。

同じような境遇から成功したフレディにあこがれと嫉妬の入り混じった複雑な感情を抱いていたのです。

“than let me be who I am” のところがちょっと難しいですが、let は使役の「させる」「認める」、be は「存在する」で、直訳すると

「私が私であることを認めるよりも」

となります。

フレディ: I want you out of my life.
俺のもとから去れ。

ポール: ‘Cause I’m the only one left, you’re blaming me for everything?
全部俺のせいってわけか?

皆フレディから離れていき、自分だけが残った、だから自分が全て悪いのかと最後には開き直るポール。

フレディの “out of my life” というセリフは、メアリーに対する “love of my life (人生最愛の女性)” とは対照的です。脚本家も楽しんでますね。

まとめ

(C)2018 Twentieth Century Fox

あるロックスターの実像に迫った人間ドラマとして、そして数々の名曲とライブエイドの圧倒的な再現シーンで2種類の楽しみができる「ボヘミアン・ラプソディ」。

強烈な存在感で一時代を築いたフレディ・マーキュリーの生き様は、当時を知るおじさんだけでなく、クイーンを知らない若い人たちの心にも突き刺さるものが必ずあります。

できれば劇場で、家で観るならボリュームMAXで彼らの世界に飛び込んでください!

「ボヘミアン・ラプソディ」をU-NEXTの無料プロモーションで観る

おまけ:英語が苦手な人はこちらを

「そうは言っても全文英語なんてムリ」

「かっこいいセリフを一つだけ教えて」

という人には、こちらがおすすめです。

その悩みの答え、アカデミー賞映画にあります 人生の扉を開く50の言葉

過去のアカデミー受賞作(ノミネート作品も含む)から、50個の名セリフ(もちろん英語付きで)を紹介しています。

作品情報からちょっとしたトリビア、そしてネタバレ無しのセンスいいイラスト解説まで載っていて、とても楽しく元気が出てくる本です。

「最近なんかいいこと無いなあ」という人、占い代わりにパラパラとめくったところから読んでみてください!


<<あわせて読みたい>>

「アバウト・タイム」英語セリフと名言集

「ショーシャンクの空に」英語セリフと名言集

「フォレスト・ガンプ」英語セリフと名言集

「スタンド・バイ・ミー」英語セリフと名言集

海外ドラマを使った初心者におすすめの英語学習法

TOEIC公式問題集だけで飛躍的にスコアを伸ばす方法

この記事を書いた人
チップマンク

50代会社員。転職5回。
帰国子女でもなく留学経験もないですが、外資系や国内海外部門での経験を生かして英語に関するネタを中心に提供していきます。

チップマンクをフォローする
名画座
スポンサーリンク
チップマンクをフォローする
keep on walking

コメント

タイトルとURLをコピーしました