「アポロ13」英語セリフと名言集

名画座

史上3度目の月面着陸を目指したアポロ13号の実話をもとにした映画「アポロ13」。

宇宙船乗組員とNASA管制室の緊張感あふれるやりとりが印象的ですね。

そんな「アポロ13」から、心に刺さるセリフ、気の利いた表現などを原文解説とともに紹介します。

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ジムの名言

Jim: From now on we’ll live in the world when man has walked on the Moon.
It’s not a miracle. We just decided to go.

On Apollo 8, we were so close.
Just sixty nautical miles down and… Mmm.
It was like just step out and walk on the face of it.
I wanna go back there.

この先、人類が月面を歩いた時代を生きることになる。
奇跡じゃない。人間の意志の力だ。
アポロ8号では月面110キロまで接近した。
船から降りて簡単に月面を歩ける気がした。
また行くぞ

自宅で月を眺めながら妻のマリリンに語るジム。

前半の “we” は「我々人類は」という一般的な使い方で、そのあと “we were so close” の “we” は、ジムはじめアポロ8号の乗組員を指しています。

Congressman: Now, Jim, people in my state have been asking why we’re continuing to fund this program – now that we’ve beaten the Russians to the Moon.
ロシアとの月面競争に勝った今、この計画をなぜ続けるのかという声が。

Jim: Imagine if Christopher Columbus had come back from the new world and no one returned in his footsteps.
コロンブスが新世界を発見後、誰も彼に続かなかったら?

人類の月面着陸はアポロ11号、12号で実現しており、プロジェクトの継続に疑問の声も上がっていました。

“Imagine if ~” というのは、実際には起こらなかったことを仮定・想像するときの定番表現ですね。

アポロ13 ジム
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.

Jim: This was my call.
俺の決定だ

出発二日前に風疹が見つかった仲間のケンに搭乗断念を伝えるシーン。

“call” は電話をかける「コール」ではなく、「決定」「選択」という意味です。

Jim: Houston, we have a problem.
ヒューストン、トラブルだ。

ジムの有名なセリフですね。

“problem” というのは「問題」と訳すことが多いですが、「厄介な」「解決すべき」といったマイナスの意味があるので注意して使いましょう。

Jim: Gentlemen. It’s been a privilege flying with you.
諸君。君らは最高のクルーだ。

“privilege” は「特権」「恩恵」という意味ですが、ここでは「個人的な名誉」として使われています。

直訳すれば「あなた方と一緒に飛行できたことを名誉に思っている」となります。

現在完了形なので「これまでもそうだったし、今もそう思っている」ということですね。

Jim: Our mission was called a successful failure.
I look up at the Moon, and wonder when will we be going back and who will that be.

我々のミッションは輝かしい失敗と呼ばれた。
月を見上げて私は思う。「今度は誰がいつあそこへ戻るのか」と

実感のこもったセリフです。

“go back” と似た表現に “come back” があって、日本語ではどちらも「戻る」になってしまいますが、意味がちょっと違います。

  • 話し手もしくは聞き手から離れたところに戻っていくとき ⇒ go back
  • 話し手もしくは聞き手の方に戻っていくとき ⇒ come back

go back というと「(自分の家や故郷のように)以前いた場所に戻っていく」という感じがします。

ジムは宇宙飛行士らしく、月に対してそのような感覚なんですね!

ジーンの名言

管制センターのフライトディレクター、ジーン・クランツはそのリーダーシップから数々の名言を生み出しています。

アポロ13 ジーン
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.

Gene: Let’s not make things worse by guessing.
当て推量で事を運び事態を悪くするな

宇宙船が制御不能になりパニックに陥るNASA管制室。

ジーンは周りを落ち着かせて的確な指示を出した後、このセリフで念を入れてます。

一般の仕事や日常生活でも応用範囲は広そうですね。

makeは「作る」ではなく「~する」と覚えておきましょう。

Gene: Well, unfortunately, we’re not landing on the Moon, are we?
I don’t care what anything was designed to do, I care about what it can do.

So, let’s get to work. Let’s lay it out, okay?

残念だが月には着陸できないんだ。
設計の目的なんかどうでもいい。何に役立つかだ。
さあ、とりかかってくれ。いいな?

目的外のエンジン使用は保証できないと懸念を示すグラマン社の担当者、そしてNASAの職員に向かってハッパをかけるジーン。

乗組員の生還に向け、あらゆる可能性に賭ける意気込みが伝わってくるセリフです。

Gene: We never lost an American in space.
We’re sure as hell not gonna lose one on my watch!
Failure is not an option.
いまだかつて宇宙でアメリカ人を失ったことはない。
おれの担当で飛行士は殺さないぞ

失敗という選択肢はない。

“Failure is not an option” というフレーズはこの映画で有名になりました。

根拠は弱いですが、必死に取り組んでいるのは機械ではなく人間。

メンバー、そして自分自身を鼓舞することも必要ですよね。

NASA Director: I know what the problems are, Henry.
This could be the worst disaster NASA’s ever experienced.
分かってる。NASAが迎えた最大の危機だ。

Gene: With all due respect, sir.
I believe this is gonna be our finest hour.
言葉を返すようだが、栄光の時だよ

“with all due respect” というのは、相手の発言にやんわり反論するときの慣用句です。

ジーンはご丁寧に “sir” までつけてますね。

ケンの名言

アポロ13 ケン
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.

Ken: Look, I don’t have the measles.
I’m not gonna get the measles.

はしかなんてウソだ。おれは絶対にかからん

John: You need a break, Ken?
休憩するか、ケン。

Ken: If they don’t get one, I don’t get one.
連中が休んでないのに?

出発直前に不運にも「はしか」の疑いで交代させられるケン。

でも結果として彼が地上にいたことが危機脱出につながったわけで、本当に何がおこるかわからないものですね。

マリリンの名言

Henry: They might air a few minutes of it on the news tonight.
ニュースには数分間でるかも

Marilyn: You’d think so.
どうかしら

アポロ13 マリリン
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.

船内からの生中継がTVでオンエアされないことに憤りを隠せないマリリン。

“You’d think so.” は、相手の発言を受けて「普通そう思うでしょうね」と答えています。

実はこのフレーズ、「でも実際にはそうならないんでしょ」と皮肉のこもったニュアンスが込められているところがミソです。

Marilyn: I thought they didn’t care about this mission.
今回の打ち上げに興味がなかったのでは?

Henry: Well, it’s more dramatic now. Suddenly people are…
事態が劇的になって、突然みんなが、、

Marilyn: Landing on the moon wasn’t dramatic enough for them.
Why should not landing be?

月着陸は劇的じゃないってわけ?

トラブルになるや手のひらを返すマスコミの行動に抗議するマリリン。

最後のセリフは直訳すると「月着陸は十分に劇的ではなかったのに、なぜ着陸できないことが劇的なの?」となります。

ジャックの名言

Jack: Well uh, if anyone from the IRS is watching, I forgot to file my 1040 return and I meant to do it today but…
あの、歳入庁の人が見ていたら、所得税の申告を今日やろうと思っていたんだが忘れてしまって、、

Sy: That’s no joke! They’ll jump on him!
それはシャレにならんな。奴らが乗り込んでくるぞ!

アポロ13 ジャック
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.

ケンの代役として急遽メンバー入りしたジャック。地上との交信中の一コマです。

3人のクルーの中ではボケ役として存在感を発揮しています。

Fred: Christ, I know why my numbers are wrong.
I only figured it for two people.
俺の計算違いだ。2人分で計算してた。

Jack: Maybe I should just hold my breath.
呼吸をやめよう

こちらは船内の二酸化炭素濃度が上昇し、対応に追われる最中に放ったジョークで、結構笑えました。

Fred: He wants you to rip the cover off the flight plan.
飛行計画書の表紙を破れとさ

Jack: With pleasure.
いいとも

緊急事態の中、もはや用無しとなった飛行計画書を破ってあることに使えと管制から指示がでています。

ちっとも “pleasure (喜び・楽しみ)” な雰囲気ではないんですが、こういった言葉で返すところが彼の面白いところですね。

まとめ

管制室と宇宙船という特殊な環境を舞台としているせいか、使われる英語も正確でわかりやすく、学習者向きですね。

緊張感漂う状況の中で、字幕ではよくわからない搭乗員やNASA職員の間のジョークや皮肉が作品にメリハリを与えているのがよくわかりますよ。

アポロ13 ジム ケン
(c) Universal Studios. All Rights Reserved.
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この記事を書いた人
チップマンク

50代会社員。転職5回。
帰国子女でもなく留学経験もないですが、外資系や国内海外部門での経験を生かして英語に関するネタを中心に提供していきます。

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